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第56回大宅壮一ノンフィクション賞の贈呈式が6月、東京都内で開かれた。バブル経済期を生きた兄弟2人の栄光と挫折を描いた受賞作「バブル兄弟 “五輪を喰(く)った兄”高橋治之と“長銀を潰した弟”高橋治則」の著者の西崎伸彦さん=写真=は、受賞のあいさつで「 ...
健康維持のためのフィットネスとして広まっているヨガ。なんとなくインドの伝統というイメージがあるが実はそう単純なものではない。『現代ヨーガ論』(春秋社)は現代ヨガ成立の複雑な背景を紐解き、現代でヨガが直面した問題を扱っている。本記事で ...
作家・野坂昭如(あきゆき)(1930~2015)の『戦争童話集』が完全版として刊行された。「凧(たこ)になったお母さん」など12編に、沖縄戦が題材の「ウミガメと少年」「石のラジオ」を加えた。
「過去の古典と『ともに哲学する』態度に徹して、現代との関連を把握しようとする『過去と現代との往還』という読み方を私は学びました。戦争や内戦、経済格差や気候変動など現代の様々な危機を克服し、『善き生』の回復を目指すことを、スピノザはわれわれに求めている ...
成瀬は天下を取りにいく(宮島未奈、新潮文庫) 国宝〈上〉青春篇(吉田修一、朝日文庫) 国宝〈下〉花道篇(吉田修一、朝日文庫) ババヤガの夜(王谷晶、河出文庫) 一次元の挿し木(松下龍之介、宝島社文庫) いつまで(畠中恵、新潮文庫) ...
「文學界」に掲載されたしじまさんのプロフィール写真が印象的だった。証明写真のように「義務で撮っています」という感じを受けたのだ。この人には誰かに自分を知ってもらいたい、作品を読んでほしい、そんな気持ちはないようにみえた。だから取材を受けてもらえたのがちょっと意外 ...
阿部智里さん=北原千恵美撮影 デビュー作から続く「八咫烏」シリーズはアニメ化もされ累計240万部突破。和風ファンタジーの名手・阿部智里さんの『皇后の碧』(新潮社)は、アール・ヌーヴォー様式から着想を得た壮大かつ緻密な謎が張り巡らされた新作ファンタジーです。構想から完成 ...
鈴木翼さんの絵本「なんでやねん」シリーズフォト集 ...
コーポレートガバナンス入門(太田洋、岩波書店) 人生の大問題と正しく向き合うための認知心(今井むつみ、日本経済新聞出版) 世界秩序が変わるとき(齋藤ジン、文藝春秋) 移動と階級(伊藤将人、講談社) 東大生はなぜコンサルを目指すのか( ...
焼きたての香りに誘われ入ったパン屋で、お腹(なか)も心も満たされる。2025年第23回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作の土屋うさぎ『謎の香りはパン屋から』は、謎解きとパンの魅力がぎゅっと詰まった連作短編集だ。今年1月に刊行され ...